「虚喩」ってなんだろ/紙飛行機
。
現代人の「ストレートな物言い」というのは山を登りきって降りてきた地平からのもので、
古代人の「虚喩」は山を登るまえの地平からのものであると。
同じ地平にあるものだけど、それが含むものはまるで違う。
そして「暗喩」「直喩」というのは山の頂上あたりでの物言いだと、
そう考えたらいいのじゃないかとおもいます。
(余談ですが、言葉の問題に限らず、吉本の発想法というのはなんであれ、このような発想が多いんですね。
たとえば信仰の問題。あるいは真理とか真実(ほんとうのこと)への洞察の問題、すべてこんな感じです。
どういうことかというと洞察や分析というのは登りつめるとあるポテンシャルに達するも
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