春とハムスターと恥/光井 新
君も頑張ってね。
今思えば君と過ごした日々は恥ずかしい思いの連続だったよ。そんな恥ずかしかった事も、遠距離恋愛になる今は話せちゃう気がするから、話しちゃおうかな。
一緒にお風呂に入っていた時、僕は本当は肛門から指を突っ込んで中を綺麗に洗いたくて仕方がなかったんだ。だけど君の目の前でそんな事をするのは恥ずかしいと思ってできなかった。そんな自分を恥ずかしいと思った。更に言えば、肛門から指を突っ込んですぐ届く様なところにうんこがこびりついてる、そんな状態で君に愛を囁くのも恥ずかしいと思った。
僕は汚いんだ。便意とか特に感じていなくても、指を突っ込むと意外と、奴等がすぐそこまで来てたりする
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