蛾兆ボルカさん、それはちがいますよ/紙飛行機
 
であった。
  正義であるようにプログラムされた、というだけでは物語は終われない。そうプログラムされた
  存在がどう行為するか、ということを通じて、我々はアトムについて様々な思考実験を強いられ
  たのである。

ボルカさんにとってアトムは大人の正義のいわば「ダッチワイフ」だったのかな。
でも、ふつうに考えれば子供たちにとってアトムは「人工知能」でもなければなんでもない。
「かわいい英雄」、子供たちと等身大のかわいい英雄以外のなにものでもなかった。
アトムの「ロボット」という設定から、アトムを「非人間」と、とらえ、「非人間の正義遂行の物語」として読んだのは
結局、最後まで人間の
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