トラッカー大ちゃんの運転日誌/アマメ庵
ら、初見の運転手だけではとても手に負えない。
「1Eと1Dは一緒でもエエんやったっけ」
「これ品番ちゃうけど、一個づつしかないからまとめといてエエか」
こちらはわからないから、尋ねるしかないが、凡そ面倒くさそうに答える。
「なんでそんなこともわからないんですか」と言いたげだが、初めて来たんだから仕方がないだろう。
荷台が空になると、仕分けは最後まで手伝えとのこと。
こう言う付帯雑務は凡そ料金なしのサービスであるが、断れない。
こちらは要領を得ないから、もたもたと仕分けをしていると、
「運転手さん、これ運んでくれるか」との声。
声の主は40台と思しき男性だ。
彼は、あれやれこれや
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