大宰府にて/soft_machine
「うん、カワセミ。」
思い浮かべるカワセミ、今も凛として可愛らしいです。また会いたいです。
その後、近所の古刹まで足を伸ばそうと母が提案しました。
参道から外れる途端に、あれほどあった人影がなくなります。背後に、その気配も遠ざかり、街の佇まいがはっきりと感じられました。
向かう途中、駐車場で骨董品を広げていたので覗くと、目にとまったのは雨ざらしの大皿です。絵図はニ尾の鯉。溜った雨を喜んで、泳いでいるようです。可愛い珈琲カップは有田で、びっくりするくらい高かったけれど、あれで飲んだら美味しそう。
光明寺は初めて行きました。けれど見覚えがあったのは、いつか生徒さんに見せてもら
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