独白-変態のうた-/只野亜峰
 
軽快なものであったりしました。と、言いますのも。変態のうたは石原氏の発言を頭の中でどうにか皮肉れないかと復唱してるうちに音数とかがなんとなく揃ってしまっただけの言葉遊びのような意味の無い作品であったわけです。障子を陰部で突き破ったり女の子を姦して殺したりという描写も小説家である石原慎太郎の作品がそういう話であると伝え聞いたので、どうせなら好々爺を変態の地平まで引きずり降ろしてやろう等という面白くも無い試みに過ぎません。氏の書いた小説などというものは毛ほどの興味も引きませんが、おおかた太宰治を大幅に劣化させたような退廃的なロマンチズムを賛美しただけの面白くも無い小説なのでしょう。強姦や殺人などという
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