ハイパーサマーミュージック/ブライアン
 
機で買うと、彼女達が指差した場所へ向かった。
 その時何を話したのか。その内容を思い出すことなんて出来ない。ただ、好きな女の子がそこにはいた。少し暗がりで腰掛け、対面に座った彼女。なるべく長くこの時間を繋ぎ止めたい、と思った。
 
 それでも夜は更ける。皆、家に帰らなければいけない。ただ、その時、この時間だけはもしかしたら永遠に続くのではないか、と信じた。唯一そうする方法が残されている気がしてならなかった。大声を出して、走り回っていた。もう直ぐタイムリミットだ。腕につけた時計がそれを指し示している。
 まず、女の子たちが別れを告げた。それから男友達が。それでも何かを期待していた。まだ、終わ
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