黄色い車〜〜〜みかんで魚を釣る/ヨルノテガム
別のシーンへ移るというような省略を多々使います
*
創作者であれば 作品を作っていて ノッテくるような 霊感もしくはインスピレーションが湧くようなこと、引いて言えば「天来の着想」といった何か降りてくる瞬間に何度も出会いたいと思うことがあるだろう キタノ作においても 監督は意図してそういう場面を 感じているような創り、またはそういう瞬間を画面に撮りたいという意志を見ていて感じることがある 何かそういう瞬間こそを撮るための 長いおまじないを延々とやっているようなフシも見られたりする 二人の役者が歩く場面に 不意に鳥が入ってきたり 手前に鳩が歩いたりするのも 何かしらのリアリ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)