黄色い車〜〜〜みかんで魚を釣る/ヨルノテガム
アリティーというか 画面の構図に三点目のリアルが加わることをこの監督は許している
私は何度か「Dolls」を見ていて久石譲の音楽と共に 映画と創作者の距離が近いなぁと印象を持つに至った それは効果として良い面と悪い面両方あるが 映画の冒頭の文楽のシーンのように 人形を操る人間が まさに 映画を操るキタノと久石譲 のようにも見えてくるようになった それは キム・ギドクやホン・サンスの映画を見る前にはそう思わなかったことだ キタノの発想する映画やカットは刺激的で美しい 久石譲の音楽も鋭利に映る しかし「作者の考えだけではないという感じ」 こういう神の視点のような 祝福のような瞬間が あってもイイナ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)