演劇の有用性について/salco
や亜流の黙示録など聞き飽きた我々に?
現実を、演劇は負えるのでしょうか。或いは負いかねる現実に、演劇は解体の試みを再度提唱できるのでしょうか。核弾頭搭載ミサイルの放屁より前に
上昇海面がモルディブやインドネシアの足首を舐め始めた今、演劇は何を壊体し何を構築し得るのか。
テーマが誇大とは言え、焚火の周りで幽魂を宣(の)り舞台に神を顕現させ、始末もした歴史を我々と共に歩んで来た演劇ひいては演劇人には、それに答え提
言する権利、義務があると思いますが、いかがでしょうか。はじめに言葉ありき。何故なら演劇はジャーナリズムです。我々人間は、感情さえも言語化
の檻から出られない。
或
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