歴史的自己 死者を介して mixi日記より/前田ふむふむ
が他人となった場合の歴史的現実では、更に深刻になることだろう。
だから、本来、歴史的な横軸、即ち、主観的にも、客観的にも、横軸の個人(または集団)と個人(または集団)の隔たりは、大変、大きいといえるだろうか。
少し、抽象的に話になってしまったので、具体的な例で、問題を絞って話してみようと思う。ここで、
死者を介した、ひとつの例でいってみよう、
一人の個人を、その歴史性の中で見てみると、例えば人間Aが死(物質的死)んだとしよう。そのことによって、人間Bに、何らかの形で、その経験が、受け継がれたとしよう、人間Bに伝達されたものは、歴史の主観的・客観的事実、つまり、ある伝承された、記述された事実
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