ライト・ヴァース雑感 その2/ふるる
 
については、だいたい分かったのでこのへんで終わることにしますが、現代詩手帖の「ライト・ヴァース特集」で、カミングズの訳者である藤富保雄さんの文章が一番良いなと思ったので抜粋いたします。

「笑いと悲しさは顔にあらわれないかもしれない。しかしこの二つの感情がライト・ヴァースにかくされていることは見逃せないだろう。ぼくはライト・ヴァースなんていう英語はあんまり好きではない。(中略)「軽業詩」ということになるだろうか。ぼくの手のうちを少し公開するならば、

* 笑われても、こんな楽しい自分がいる。
* 笑っても、こんなつまらない自分しかいない。
* 淋しさを耐える自分に人は知らん顔をしている
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