ライト・ヴァース雑感 その2/ふるる
いる。
詩を作るとき、意識したらあまりよい作はできないのは何の場合でも同じであるが、まあ、こんな具合である。」※6
軽業師には、確かに、笑いと哀愁がある。(軽々とやってのけるので、観客にはあまり分からない高い技術力も)
そう、アメリカのライト・ヴァースの一部には、イギリス正統お上品詩に歯を食いしばって対抗し、アメリカ内部でもバカにされ無視されてきたのに耐え、という血と汗と涙がにじんでるってことです。そういう意味では、日本でわざわざ自分の作品を「ライト・ヴァース」っていう人には、ちゃんと意味分かってるのかな?と言いたくなっちゃいますね。前回紹介しましたウィリアムズの「あかいておしぐ
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