ライト・ヴァース雑感/ふるる
と。現代詩人のほとんどは気持ちの上では体制外にいてスネたりヒガんだりしているから、軽くなりようがない、と。いつでも詩が社会とケンカしていて。だって。安定した社会に安住している人が書ける詩ってことかな。
で、お三方は日本の詩でこれがライト・ヴァースだと呼べるものがない、と言っています。まあ、1979年の頃のお話しです。
確かに、『アメリカのライト・ヴァース』を読んで、その中にある色々なアメリカのライト・ヴァースを読んだんですが、日本の詩とは何もかもが違う、という印象でした。つまり、押韻とか、字数とか、意味の多義性とか、日本語でやるとやぼったい感じになりかねないんだけど、英語だとおしゃれっぽく
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(20)