エセエッセー/光井 新
随筆を書いてみる。徒然なるままに、とりあえず書いてみようと思う。
私という人間は、今まで随筆というものを書いた事がない。学校の作文も、夏休みの宿題に付き物の日記も、そこに本当の私の心を書いた事など一度もなかった。今時珍しく、twitterもmixiもblogもやっていない。あるsnsには参加しているが、そのsnsというのは童話を創作する者がその技術を高める場として利用する所なので、私は自分の作品を発表するだけ発表して、私という作者を無視して純粋に作品そのものを見てほしいという思いから、自分自身の事は何も語らないように努めている。
私は常に他人を楽しませたいと思っている。童話を書いている理
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