借りた詩集 西條 八十全集/ふるる
 
しましたよ。そしてとても懐かしいような、タイムトラベルしてるような、不思議な感じが始終しました。
いいね!西條八十。乙女ごころですよ。そんなあってないようなものを、終始守り、育てようとするこのパワー。愛か。仕事、か・・・。

あとあとあと、第十三巻には詩話や詩論があるのですが、その中の「私の詩手帖から」に金子 みすゞのことが書いてありました。

「作者の『金子みすゞ』といふ女の詩人、みなさんは誰も御存じないでせう。おなじやうに、世間たいていの人は知らないのです。」

とあって、今では詩人と言えば谷川俊太郎か金子 みすゞかが一般的なのに、この時代誰も御存じないとは、なんとも言えない気分
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