借りた詩集 西條 八十全集/ふるる
 
き喪失より ※一部、パソコンで出せない漢字を常用漢字にしてあります)

これは、自分たちの重ねてきた年月を花束になぞらえ、それを大きな氷河に託したいという願いを歌ったものです。
非常に乙女な感じです。そしてこんな風に、星や花を散りばめた詩が数多くあるのですが、こういう表現や詩って今はほとんどないなあと。(あったらすいません)
多分ですが、西條八十は戦時下の愛国詩、軍歌も沢山書いていて、それにもこういった美辞麗句的な表現が沢山使われていて、結果、悲惨なことになってしまった。だから、そういうもので現実を美化するのを封印しようという動きがあったのではないかと思うんです。(西條八十は戦後もそういう
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