下駄ばきにミニシガー/m.qyi
きそれを男が涎を垂らしているかどうかは知らぬがぼうっと見送るというようなワンショットだった。
そのような解説は実はコジツケなのかもしれない。この句(べつに何とよんでもいいが、詩)を読んだときに思い浮かんだのは呆けた青年の目に浮かぶ空だった。そいつから演繹するとどうもこんな話になるらしいという虚事(そらごと)なんだろう。しかし、時間的には故事をつける方が矛盾する。過去に遡って行くから。どうしてだろう。
最初は、「二階屋で」という今ではあまり見られない(?かはどうかはしらない)建築様式がそんな雰囲気を醸しだしているんだろうと思った。そういうものが着流し姿などをイメージさせるのだろうと。とこ
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