観照なのか過干渉なのか不感症なのか性感染症はない私 ;/salco
 
の散文、「保守派の母さん」に触れたい。

米びつこけたら皆ほほほぼこけた/朴歯もちびた朋輩がエホバの証人訪ね行き…
郷里に伝わるこんな呪文が頭にこびりついた母はある日、西友仙川店で魚沼産コシヒカ
リ10?を万引きしようとした。家にななつぼしほぼ5?を残しながらである。
ところがその頃パンクだった母はエプロン全面を安全ピンとカミソリの刃で飾ってい
た為、担ごうとした途端に袋前面が破けて出口のマットを踏むまでにあらかた流れ出て
しまった。
それで母はナンシー・スパンゲンへの憧れをふっつり断ってしまったのだそうだ。
「本当にどうかしてたわ私」
と、以来はデスメタに転向して首コルセット
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