サイエンスフィクションズ/竜門勇気
 
になる。
資源の洞窟の中では肉体労働を強いられるかつてのならず者がただ生きながらえてここを脱出するために働いているのだ。
日々溜まり続ける衛星の人々の鬱屈と反逆の芽を感じた管理者は策を講じた!
地下への移動速度の短縮のためのEXPO。静止するレースを!
開発者は嬉々として時速420kmオーバーの車体からパイルアンカーやらを地面に叩き込むための設計書を書き、ならず者たちは如何に爆発的なGから生還したかを語り合うのだ。

いいぞこれは。なんか自分でかいててちょっと楽しくなってくる。
おそらくは優勝者の加速と静止のノウハウは管理者に買い上げられそれが賞金として機能するのだろう。
それを契
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