閃篇Ω ちょっとSM/佐々宝砂
は硬直し弛緩し、私はどうしていいかわからなかった、いつものように。私はそれでも二人を愛していた。
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彼女の乳房は重たいのでささえてあげる。彼女はいま上にいて動いていて汗をかいている。彼は少し疲れていてたぶん大切なものもあまり元気ではなくて、私はどう手伝っていいかわからなくて彼女にキスする。汗の味がする、きっと二種類の汗の味。私はなんなのだろう、触媒、それとも。
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針を刺すならば常に粘膜に、であった。それが彼の望みであったので、私は疲れていたけれど針を刺した。うんざりするほど血があふれ、粘液があふれ。消毒してやるのは常に私だ。彼は苦痛にのたうちまわり、それでも私は
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