円盤の空/番田 
 
晴れた日には私自身、釣りによく出かける。釣りに出かけたとしても特に魚など釣れはしないのだけれど、以前バスプロについてのことをフォーラムに書きこんでしまったことを深く反省している。そんなふうに昔は最近の日よりのように冬になると、実家の近くの取水場に繰り出して多くの影をかけようとしていたものだ。特に、銀色のルアーが魚にくいつかれた腕は快感だったかもしれない。当時のバス釣りというと周りで本当に流行っていたものだ。流行っていたということが過去の自分にしてみれば本当に幸せな状況だったのかもしれないと、こうして東京の奥地に住むようになることによって少しだけ痛感させられる。自転車をこいで友達とそばの釣り場に向か
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