戦後詩ーユリシーズの不在ー寺山修司を読んで感じたこと/……とある蛙
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難解さが楽しめれば、それはそれで一つの芸術になるかもしれないが、個人的には大嫌いだ。詩はもっと楽に楽しめるものでなくてはならない。もっと楽に感動を伝えるものでなければならない。
※ 橋本忍(脚本家)はテレビのインタビューで上手に脚本を作るこつは、自分が批評家になって自分自身を評価してはならないということを力説していた。つまり、自分で自分の作品を自己批判していてはいつまでも独創的なものはできないのだ。創作とはそういう種類の作業だ。批評家とは過去の基準でものを評価する人たちであるから、過去の基準で自己の創作を評価し、だめ出しをしてしまっては独創的なものはできないからである。
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