「かなしさはかなしみのなかにあるのではなくよろこびのなかにある / 仲 仲治」を読んでの感想文/鵜飼千代子
 
ここは「ねがう」で間違い
ないということであれば、「ねがう」に焦点を当てて読み直す訳で、そういうことかと、
納得もするのですが。「みずたまりをつくりだす」では、言い足りていないのでしょう。
「かなしみのなかにいるひと」を捉える位置をじりじりとずらすと、別の言葉が結ぶ気も
するし、書き足してもいいのではないかなとも思いました。饒舌になりすぎず、モチーフ
を増やしすぎず、「ねがうのか?」という部分が晴れると、もっと好い詩になるのではな
いかなと思いました。

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と、これだけなのですが。どうしましょう。

 以前、土曜美術社の「詩と思想研究会」に一度参加したことがある
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