貝吹明さんの『【批評祭参加作品】思うこと』を読んで、いまさら思ったこと。/
 
ばお台場にあった等身大ガンダムを、そっくりそのまま同じ素材で100分の1ガンプラサイズに複製し直したとしたら、やはりお台場で等身大ガンダムを見上げながら「感じた」ものは、絶対的に「なくなって」しまうとおもうんです(ふたたびしつこくサイズの話に...。もちろん、100分の1サイズに縮小したガンダムからは、等身大ガンダムが僕たちに対して決して持ちえなかった、また違ったあたらしい「感じ」が見つけられるかもしれませんが)。
監獄やどうぶつ園の檻の鉄格子をそっくりそのまま拡大してしまえば、中にいる者にとってのその鉄格子の意味もまるで変容してしまうように、たとえばある者にとって「絶対的にその向こうの空間へと
[次のページ]
戻る   Point(4)