詩人達の新たな旅路に向けて 〜「黄色の日」の印象的な詩のひと時〜 /服部 剛
 
の言葉は引用する言葉の雰囲気で、この詩の中でも、効いています。厳しい日々の道のりを、歩んで来た人だから使える、言葉です。その暗夜の道にも、月の白い光を求める心情を、感じました。 

 詩のラストは(あいたい)という心情と(溶け出す熱いチョコレート)が重なり、肉感的に、効果的にイメージが伝わりました。 


「口ずさむのはカントリーソング」・・・岩村美保子さん  

 雨が降る午後に、携帯が鳴って、しょうもない営業の電話でがっくりしながらも気を取り直して(ジョージア〜レイン♪)と繰り返し歌う、表面は明るい詩でありながら、誰かの電話を待つような、しんみりした心情という両面のある詩で
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