詩人達の新たな旅路に向けて 〜「黄色の日」の印象的な詩のひと時〜 /服部 剛
(根本的治療が、必要です)とユーモアを含んだ言い回しの中に、これらの滑稽な患者が、現代の人々に重なる比喩として、描かれている、面白くも、面白いだけではない詩でした。
「美しいハーモニー」・・・神山倫さん
地下鉄の駅で、携帯で話すサラリーマンと手をつなぐ外国人の老夫婦と、乳母車に乗る赤ちゃんの笑い声が重なったハーモニーが、地下鉄のホームの空間に響いてゆく瞬間を描いた詩で、日常の中でふと、足を止める瞬間が、詩人なのだと思いました。
「枝のあとさき」・・・白井明大さん
朴訥と語るようで何故か、ナチュラルな日本語の詩・・・と感じるのは独自の白井節であ
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