点在しているライトの目。/岡崎師
 
られ、そこに宝石が現れた。碧く輝くそれは、海の涙を閉じ込めたビー玉。
きみに、それをあげるよ。

火曜日、音のない音楽室。
無音。絶叫。空。静寂。木霊。唄。見違える程住んだ、昨日までの景色を塗り替える、青
空の光が、夜に雲と落ちる、楽器のない部屋で膝を抱え、口笛を鳴らしている。カーテン
が外され、遠くで灯台の灯りが海に、はねかえっているみたいだ、五月蝿いのか、静かな
のか、貝殻の耳でぼくは、それらを聞いた、瞳に映る海は青。おなかがすいた、

水曜日、潜水艦のカフェ。
海の下、青緑色の深海にて、きみは、潜水艦のESPELANDと言うカフェで、雲のソファー
に座っている。丸い窓か
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