【批評祭参加作品】詩だとかブログだとか日記だとか【虹村 凌】/虹村 凌
 
俺の日記みたいな詩も、こうして作品になってここに投稿される訳だ。
  文明の発展により、日記と言うものが世間に公表される機会が多くなり、書き手として読まれる事を意識した作りに変化してきたんじゃないだろうか、と思う事がある。俺が日記を作品へと書き換えた時に、ふと思って以来、ずっと気になっている。読まれる事を意識した時点で、作品への第一歩が踏み出されているのだろうが、それに無自覚な人は多いかも知れない。それを作品と呼ばないのは、そのつもりが無いからなのか、作品と言う事に抵抗を感じるからなのかは分からない。抵抗を感じる事について、理解出来ない訳でもない。相変わらず、詩と言う文化はあまり強く根付いて無い
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