【批評祭参加作品】詩だとかブログだとか日記だとか【虹村 凌】/虹村 凌
 
ら、そんな事は書かずにいるだけだ。それを書く事は作品を現実味があるものにするのでは無く、ただの散文詩的で個人的な日記でしかなくなる。事実、俺の作品と言うのはその日にあった事、その瞬間を切り取って書く以上、日記に近いものだろうと思う。それと作品の線引きは難しいのだろう。作者が作品と言えば作品なのだろうな。そういうものだろう。アンディーウォーホールみたいなふざけた奴だっているのだ。作品と言ってしまえば全部作品なのだ。そういうものだろう。それを見た者がどう思うかは、また別だ。例え見た者が作品である事を否定しても、作者が作品だと言う以上は作品である。よって、日記ですら作品だと言えば作品になってしまう。俺の
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