【批評祭参加作品】詩だとかブログだとか日記だとか【虹村 凌】/虹村 凌
前の批評でも書いたが、俺の斜に構えた「知らんよ」と言う投げやりで倦怠感の強い、とてもネガティブでアンニュイな感覚を、「おっ」と言わせりゃいいのだ。俺が偏った人間なので、なかなかそういう作品に出会う事は少ないのだけど。それは君たちの所為じゃなく、俺の所為なのだ。気にする事は無い。
俺だってそういう作品を書けているかどうかと問われれば、実に怪しい。俺が書く作品は、実際の日常であり、現実の出来事である。色々とボカして書いているのも事実だが、それは君たちにとって「俺の友人が誰とつきあって誰と別れた」等と書いても「知らん」だろうから書かないのだし、俺に拒食症で過食症の妹がいる事も「知らん」だろうから、
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