<これは、死のようなモノ> 〜 川村透さんを悼む/藤原 実
 
言者 :QZD04667 川村 透
  題名 :『Who am I?、ラ』
  登録日時 :99/11/20 08:14


僕は肉体的には確かに僕の内側から来るところの何かを、コトバという鏡に映してみようとする。それらは鏡に映る事でふつふつとした湿り気を奪い取られた欠け、ラと化し、さらに見る、という視線によって不確定性原理のごとく、あるいは変質し、あるいは位置そのものが消え失せる、そしてそんな「割れ、ラ」をそのまま、その迷路性をも含めた構造体として体の外へと絞り出し、空に放って見る。今度こそ、届くのか?


 死にかけたやつ、ラ
 僕たちの、欠け、ラ
 集まれば、割れ、ラ
[次のページ]
戻る   Point(17)