<これは、死のようなモノ> 〜 川村透さんを悼む/藤原 実
 

 ラプソディ・ラ・ラ
               (HDD内未決定稿のフラグメントより)


マルセル・デュシャンの墓碑銘には<されど、死ぬのはいつも他人>と刻まれているといいます。ひとは死そのものを知ることはできない、とすれば川村さんの死もまた「死のようなモノ」であり、これですべてが完結したわけではなく、川村さんが残していかれた多くの「欠け、ラ」たち、その、きらめきの意味をぼくは問い続けていかなければならないのだと思います。




{引用=
  フォーラム名:<現代詩フォーラム>
  会議室名 :( 2 )【赤の廊下】赤の部屋から 批評
  発言番号 :222
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