「名」馬列伝(13) トウショウフリート/角田寿星
 
ようか、という頃である。
しかしながら2戦目の未勝利戦、ダート1000mを、8馬身差の圧勝。
素質の片鱗をみせる。

以降も、脚元に負担の少ないダートの条件戦を使われながら、勝ち星を積み重ねていく。
ほとんどが持ち前の快速でポンとハナに立ち、そのまま逃げ切るレーススタイルであった。
負ける時は脆かったが、勝つ時は圧勝、完勝。格が違うといわんばかりの内容だった。
秋嶺Sでは、東京D1400mのレコード勝ち。
箱根Sでは、久しぶりの芝。本格化直前のマイスタージンガーを直線捉え、勝利を収める。
5歳にして、とうとうオープン入りを果たした。

迎えたオープン特別、パラダイスS。

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