ち へ い へ/……とある蛙
 
でも聞いたらどうですか」
やはりバイトはバイトだ
ちくわの天麩羅を半分残したまま
僕はまた歩き始めたのです。
「自動販売機は大嫌いだ。こんなガラガラの店、一言で注文は済むのに」と捨てぜりふを残して

カドの野良猫って何だ、どこにいるんだ。
などと思って路地を歩いていると
ニヤニヤ笑っている、妙に平べったい顔をした黒猫がこちらを見てる。
僕は土産物のにぼし……な何で僕はにぼしを持っているのか。
「君がカドの野良猫かい?」
と尋ねた。
「何の話でぃ?」
黒猫はニヤニヤしながら人間の言葉では話す。

「立ち食い蕎麦屋に聞いたんだよ」
と話すと黒猫は
「奴はバイトだ。何も
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