空の下の私風景/月乃助
 
に区切られた、         秋がおわるなんて
われたその罅の中に        しらずにいた
確かに不透明な誘いがあっても   季節の先までも
空気をきる            見通すことも 
その羽音に耳をすますのだ     できそうで、 】

無明とわらうものたちの   【 神経を抜きましょう
あざけりが           そうしたら、
どんなに響いていようと、    痛みなどなくなります
暗黒とだれもが言う       一時間ほどの手術です
でも、ほんとうは無色の     腐ってしまいますよ
宙空のひろがりに        ほおっておくと、
星座のふりをして  
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