出来れば。ロマンチシズムに溺れた妄想の果てに。/鈴木陽一レモン
 

ぼくには、これしかないから

って、
ぼくは
斜め向いて
格好つけてた


 虚構の中で
 真摯に愛に
 向き合って
  実際に
ウソばっかりの
唄が出来上がる

なんかしらない
自分でもなにを
うたってんだか
わからないけど

唄ってるときは
モモちゃんを
まっすぐに
見つめる
ことが
でき


よ! ジャーン

  てんきゅう! じゃぱーん!

  じゃ じゃあぁーん (おわる感じ)


モモちゃん

ぱちぱち

はくしゅを
してくれて

きっと きっと
少しは歓んでくれたけど

互いの
もんだい
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