Blade Fish Bone/BOOKEND
で辿り着いたんだ。この先は何の心配もいらないさ。
存分に楽しもうじゃないか!
と、その時である。
コチラお下げしまーす!と元気にバイト姉ちゃんがその秋刀魚のお皿をかっさらってってしまうではないか!
えぇっ!?
オレはこの世のものとは思えない悲痛な声を上げたね。
だのにスッタスタ去って行ってしまうバイト姉ちゃん。ヒドイ。
まだゆうに3分の1は残っていたではないか‥
ナ、ナゼなのだ‥
あまりの出来事に呼び止める事も出来ず、ただヒタスラ放心状態のオレ。
ヤツはさほどショックではなかったらしく、何だか火星がどうとかこうとかそんな話しをしていたような気がする。
しかし当然オレの
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)