Blade Fish Bone/BOOKEND
れば準備はバンタンである。
ヤハリ立ち上がりの時間帯はキケンなのだな‥
などと言いながら頭のほうからツツいて行く。
ちょっと苦いハラワタにはここぞとばかりに大根オ・ロッシー(イタリア風)との組み合わせで食べて行く。
背骨もガジガジ齧りながら酔鯨をグビリ。ウマイ。
とまあ背骨もハラワタも食べてしまうオレなのですが(頭はヤツが食った)何だかんだ言ったってさ、
やっぱり尻尾のほうのが好きな訳ですよ。苦い部分は一番美味しい所を楽しむ為のスパイスみたいなモンですよ。
そうだね、オレたち苦い経験もしたもんな。
あん時は大根おろしに助けられたんだよね。
ああ、そしてやっとココまで辿
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