TASKEさんに捧ぐ ー七転び八起き列伝ノ夜ー /服部 剛
 
僕が司会する「ぽえとりー劇場」という 
詩の夜で毎回ふるすいんぐする4番打者の存在感で 
波乱万丈の人生と難聴障害もろともせずにはね飛ばし 
今日という日の舞台に上がる、詩人・TASKEは今月ついに 

「七転び八起き列伝」
という処女詩集を引っ提げて 
僕等の前に、登場した。 

( 俺は爺ちゃんの生まれ変わりで在りたい・・・! ) 

と叫んで舞台を下りた後のぶれいくたいむで 
詩集は飛ぶように売れて、めでたく完売。 

その夜エンディングで僕は朔太郎の「のすたるぢや」を 
読み終えてから皆に手を振りふらふらと
BensCafeの外へ出て 
[次のページ]
戻る   Point(2)