私論・詩論・試論/……とある蛙
潜在的にかなりいると思います。お二方ほど深刻に考えなくともよいとは思いますが。
しかし、つまらないと感じる詩が多いのは事実ですし、現代詩に対して批判的な文章あるいは意見も多いので、自分の考え方を生意気ではありますが、少しだけ述べさせて頂きます。つまり、自分なりに詩の作り方も含め、考えてみようというわけです。
同じ言葉を道具として使用する文芸が実用文と決定的に違うのは言葉によって事柄あるいは物を異化して読者の心象に定着させようとする吐露にある と大江健三郎は言います(私ではありません)。異化の意味がはっきりしませんが、自分なりの解釈では言葉を単なるコニュニケーションツールとしての記号
[次のページ]
戻る 編 削 Point(8)