さようなら、ボクの救世主。。。/Lily of the valley
、大好きな彼女。
ボクの彼女への思いは、『家族愛』であり、
『友情』であり、『愛情』でもあった。
妹だから、守ってあげたい。
親友だから、甘えさせてあげたい。
恋人だから、支えてあげたい。
そんな、普通の人が思っていそうな感情が、ボクを取り囲んでいた。
『愛しい』
言葉にすれば、こんなに短く、ちっぽけなものなのに、
中には計り知れない思いがある。
彼女のことは今でも好きだけど、このままではいけない。
彼女を、乗り越えなければならない。
この世で、一番最初に好きになった人。
一番最初に愛した人。
彼女を失って、もう恋なんかできないと思っていた。
全部、彼女とともに、
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