「水のいのち」について/……とある蛙
 
水のいのち−Soulを語って(宗教と関係ありませんから……と念のため)

この曲はもちろん作曲高田三郎、作詩高野喜久雄によるものです。1964年TBSの委嘱により作曲、初演は同年11月10日、山田和男指揮、日本合唱協会、川村深雪のピアノ伴奏で行われました。

作曲者の高田三郎氏は若いときにラマルティーヌの詩「湖水」に心打たれ、その後、高野喜久雄氏の詩の「海」(4曲目)の「見なさい。これを見なさい」の部分に出会い、湖水や海のさざなみを感じて、この組曲を作り始めたそうです。

ところで、高田氏も高野氏もキリスト者です。しかし、日本人にそれほど多くのキリスト者はいません。この歌もキリスト教を
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