詩と詩論(3)/生田 稔
書くものは時間つぶしにすぎない、そうとも言える、だが私にも使命感がある。詩を書くということに人生の多くをかけたものとして、夢を後輩に託するということには意義があるのではないか。
詩というものは万物の基本である。創造者は詩心を持ってすべてを創ったと私は思う。創造者の特質は自分にとって好ましいものを作ったのであろう。しかしそれだけですべてではない、おそらくは自分にとっては、反抜する精神も存在せしめたに違いない。イエスにとって、裏切ったユダは、自分に優しいものでなかっても、予言されていて是非とも必要なな一部であったであろう。
私たちはユダをそしてサタンを、これらこそ理解すべきものであり追求すべき
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