「名」馬列伝(1) ライバコウハク/角田寿星
障害2着の「新鋭」トウショウドリーム、2番人気は8歳ながら近走好調のシノンシンボリ、3番人気は重賞未勝利も安定感のある地方上がりのミネノカガヤキ。
彼は近走の不調もあって、それに次ぐ4番人気。さらには人気薄ながら往年の名ジャンパー、メジロアンタレスにハッピールイスも参戦していた。好敵手だったオンワードボルガは、前年の大障害で落馬競争中止、既にこの世を去っていた。
レースがはじまった。メジロアンタレスと共に、彼は先行。大竹柵でややバランスを崩すも持ちこたえる。トウショウドリームはペースに付いていけず、少しずつ後退していく。
そして向う正面の、大土塁障害。
先頭に立とうとペースを上げな
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