ReGreeeen!/ケンディ
体得したツールをあらゆるシーンで
使ってみようとする、好奇心旺盛な若者であった。
ともかくNu-S^は不機嫌だった。
今日のK邸でのマスカレード・パーティには、
お目当てのJuliette嬢が来訪していた。
彼は以前、
「Justineの姉君とお会いでき光栄でございます」と
インモラルな発言をし、Juliette嬢の機嫌を
損ねてしまったことがあった。
今日Juliette嬢はNu-S^\と再会したとき、
左手を差し出した。
Nu-Sはこれを侮辱と取り憤りを感じた。
その左手を右手で握り返し、非難混じりの
挨拶を言った。
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