散文苦手が書く散文・その1/山中 烏流
 
て批評をしていた。

それで、私がそれに気付いたのは、そこに参加するようになってしばらくしてから。
たまには批評の方だけを読んでみるかな、とページを送ってみると、明らかにそこでの友人が多い人や活動暦の長い人の作品ばかりにレスがついていて、その他に対してのレスは少なかった。もちろん全くついていない訳ではないのだけれど、その差は一目瞭然。
しかも「辛口」と銘打っておきながら、ついているレスは賞賛の言葉ばかり。言われている方も嬉しそう。「批評」をされたくて、そこに投稿をしたはずなのに。


ふむ、果たしてこれは批評なのだろうか。と、そこで私は考えた。

これは、つまり作者や作品への好き
[次のページ]
戻る   Point(4)