「・・・・・restaurant」:童話/月乃助
光るお茶のようなものを注いでいます。
誰が?と思いながら、それならと、メグは目の前の丸いケーキらしいものを食べ始めたのです。
一口食べると、疲れがなくなりました。
そして、次の一口では、「楽しさ」の味がします。その次は、「喜び」の味。そんなものがする不思議なケーキです。その味は、甘いとか、柔らかいとか、そんなものでないのはメグにもすぐ分かるのでした。
すぐにメグの心は、いろいろなケーキの味で満たされていくのでした。
そのケーキを半分ほど食べていると、レストランのドアがばたんと急に開きました。
見るとそこに、疲れた様子のおじいさんが一人、杖を付いて立っているのでした。ひげをは
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