誰が豚かを決めるのは俺だ/花形新次
 
を自殺に見せかけて殺して…。」
 すると彼が突然素っ頓狂な声を出した。 
 「ひゃっほー、やっぱ、そう思った〜?」
 彼は今までとはまるで違う明るい声で
 「でもねえ、残念でした〜。そんなこと考えてないもんね〜。」と言った。
 そのあまりの変わりように、男は呆気に取られて何も言えなかった。
 「あのね、僕ね、ある女性にメールを打ってもらいたいのよ。」彼は、楽しそうに
笑いながら言った。
 「僕ちゃん、メールとか苦手でさあ。」
 今度はちょっと申し訳なさそうに言った。
それを聞くと、男はワナワナと震えだし、大声で叫んだ。
 「ふざけるな!そんなことのために、俺をこんな目にあわせ
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