詩集「Familia」に込めた想い 〜(もう一つの世界)に尽いて〜 /服部 剛
 
ついて語る」(コクトオ)「詩
  は視(discover)である」(吉満義彦)
  という引用があり、詩人の詩と死と視と
  が相重なる世界が語られている。詩人が
  死者とつながるとき、覆うもの(cover)
  が除かれた(dis)世界を視、詩が紡がれる。

     〜中略〜

   「Familia」それは生者だけではない死
  者とも親しい絆でつながる詩人の詩と死と
  視と志との相重なる世界から生まれた詩集
  といえるのだ。  


 という「死者との対話」によって織り成される 
「もう一つの世界」が詩集「Familia」と
いう本の中には封
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